お父さんのバックドロップ/中島らも

ちょっと変なお父さんと、その子どもたちのちょっといい話がショートで4編ある。
ページ数は少なく、文字も大きいので1時間くらいで全部読め、バイト先で読むのにちょうど良い量だった。

中島らもの作品を読むのは初めてなので短いものを選んだんだが、ひとつひとつの話に読み応えがあり、会話のテンポが良いから1時間で読めたんだと思う。

作品に出てくるお父さんたちは、それぞれ違う職業で、社会的には大人なんだけど、どこか子どもの部分が残っていておかしい。結局、どんなに年をとっても人間ってそんなに変わらないんだな、って思う。